カーネギーおじさんの人を動かす心構えを学ぶぞ

2025年03月09日に公開

はじめに

こんにちはー!

今回は、D・カーネギーさんの「人を動かす」という本を読んだので私なりに重要だと思った考え方や感想をまとめていきたいと思いました。

自分なりに噛み砕いて執筆していくので、共感いただける点がありましたらこちらとしても非常に嬉しいです。

最後まで楽しんで読んでいただけると幸いです!
それじゃあ、本題にいきましょっ!

カーネギーおじさんって何者?

歴史的名著と呼ばれている「人を動かす」を生み出したD(デール)・カーネギーさんですが一体どのような人でしょう?
少しだけ背景を解説しておきます。

カーネギーおじさんは、1888年にアメリカのミズーリ州にある州立大学を卒業した後、雑誌記者や俳優、セールスパーソンなどいろんな仕事を経たのちにカーネギー研究所を設立しました。
いや、この時点で肩書きがヤバ過ぎますっ!
特にどんな俳優だったのかがすごい気になりますけどね笑

ちなみにカーネギー研究所では、主に人間関係を専門に研究活動をしていたようです。
そのため、”人間関係の先駆者”としての地位を確立していたようです。

人間関係の先駆者から人間関係について学びたいなって思いませんか?
僕は思います。彼から人間関係について学んでいきましょう!

カーネギーおじさんに学ぶ人間関係!

基本的な心構え

僕が本書を読んでいて、カーネギーおじさんが一貫して大事にしていることが2つあったのでそちらを紹介します。

それは

  1. 相手への関心
  2. 人間は論理でなく感情の生き物だよ

です。

これだけ聞くと当たり前のことじゃないかと思うかもしれません。
ですが、意外とこれって本質的で実行するのが難しいことだと思うんですよね。

実際に人間関係において悩んでいるのは、「自分」を重要視しすぎるあまり、「相手」を疎かにしてしまっているからだと思っています。
また、相手も人間であり論理ではなく感情の生き物であるという前提が抜けてしまっているからこそ、変な期待をしてしまいかえって傷ついてしまうなんてことがあるのではないでしょうか?

まずは相手に関心を持ち、相手のことを知ろうと努め、相手の立場に立つことでコミュニケーションのスタート地点に立つことができるとは思いませんか?
つまり、上記の2つの心構えは本質であり、基本なのではないかと本書を見て感じました。

相手と議論・指摘・非難をしない

ここからは、相手に対してのNGな行為を紹介していきたいと思います。

  1. 議論をしない

皆さんは今、他の誰かと議論をしています。
相手をどう説き伏せようか考えている人もいるかもしれません。
まず最初にその考えは捨てた方がいいです。

なぜなら、「議論には勝てても相手の意見は変わらない」からです。

相手の立場に立った時、あなたが議論に負けたらどう感じますか?
不快感を感じる人、相手への反骨心を抱く人、そのほかにも嫌悪感などネガティブな感情を抱く人が多いのではないでしょうか?
議論に勝った方はもちろん嬉しいと思いますが、相手はネガティブな感情になり相手の意見を受け入れようなどとは思わないはずです。

これは本当の意味で議論に打ち勝ったと言えるのでしょうか?
議論の先に望んでいたのは、「相手の思想・行動を変えること」だと思います。
この目的を達成することを考えれば、議論に勝つことには意味がないことがわかると思います。

お釈迦様の言葉に以下のようなものがあります。

憎しみは、憎しみをもってしては永久に消えない。愛を持ってして初めて消える。

私なりのこの言葉の解釈をもとに考えると、議論に勝ちたいという醜い自尊心を捨て、議論に負けてもいいと思える寛容力を持つことこそが相手を変えるための一歩だとは思います。

議論に勝っても意味はないと心に刻んでおきましょう!

  1. 誤りを指摘しない

皆さんは誤りを指摘された時にどう感じますか?

私は、間違えた自分に対する羞恥心を抱くと思います。
また、相手の指摘の仕方によっては反抗心すら抱いてしまうと思います。

人間は間違いを指摘されると、自分を防衛しようとする習性があるようです。
実際に、心理学者のスキナー氏による動物実験によると、「間違いに対して罰を与えるより良いことをした時に褒美を与える時の方が訓練の成績が良くなる」ことがわかっているそうです。これは人間にも同様の結果が出ているようです。
つまり、人間は間違いに対しての指摘を受け入れにくく、称賛を受け入れやすいということがわかります。

ソクラテスの以下の言葉を聞いたことはありませんか?

私の知っていることは一つだけだ。自分が何も知っていないということ。

これは「無知の知」というフレーズでお馴染みですね!
無知の知とは、自分が知らないと認知することで知識に対しての欲求が開けるというのが私の解釈です。
ソクラテスという偉大な哲学者でさえも、自分は間違えることもあるし知らないこともあるということを認めているのです。

つまり、何が言いたいかというと「人間はみな間違えるし知らないことはある」のです。
そんな時、皆さんならどう対応して欲しいですか?

  1. 非難しない

非難されて気持ちのいい人などいませんよね。
非難されて快感を得られるのは、余程のマゾスティックでなければありえないことです。

言わずもがなですが、相手への非難や嫌な言葉がけは絶対にしてはいけません。
私は武井壮さんのマインドを学んでから、絶対に人の悪口だけは言わないことを意識しています。

じゃあ、どうしたらいい?

ここからは、上記のようなNG行為に対してどのような対処法があるのかを解説していきます。

  1. 相手の立場に立って物事を考えてみる

「何をしてもらえたら嬉しいのか?」
「何をされたら嫌なのか?」

まずは、この二つを考えることが大事です。
これは基本的な心構えでも紹介しましたが、まずは相手への関心を寄せることが大事な一歩だと思います!
相手への関心があれば、自分ベースでなく相手ベースで物事を考えることができるようになるからです!

私もそうですが、世の中の大半の人は自分のことしか考えれてないと思います。
そこで相手のことを考えるようになれば、コミュニケーションにおいても周りと圧倒的差をつけることができるとは思いませんか?

  1. 賞賛する(相手に重要感を持たせる)

ここでの「称賛」とは、お世辞ではなく誠実な評価になります。
この二つには大きな差があります。
ここでのお世辞とは表面的で心のこもっていない称賛のことを言います。お世辞を受け取った人は、あまり嬉しいとは思いませんよね。
そして、誠実な評価とは心から溢れる称賛であり、深い洞察によるものです。

誠実な評価を行うためにも相手への関心を持ち、相手の良いところを探していく意識を持つことが大事だと思います!
相手はの関心を持っていれば、自ずと心から溢れる称賛が生まれてくると私は思います!

  1. 傾聴(答えは相手が持っている)

議論を避けるためにも、傾聴の姿勢は非常に大事だと思います。
傾聴して相手に喋らせることにはメリットがあります。

それは、相手がしゃべることによって自ずと自らが持っている答えに気づいてくれることです。
本来人間は誰しも正解を心に持っていますが、それは言語化してみないと自覚できないものです。

だからこそ、傾聴してそれを引き出してやることが大事なのです。

  1. ソクラテス式問答で誘導していく

ソクラテス問答とは、相手が「イェス」と答えられる共通認識をスタートにして、少しずつ考えを誘導していくテクニックになります。
共通認識から「イェス」と答えられる質問を繰り返していくことにより、いつの間にか最終的な着地点に思っていくためかなり難しいテクニックになります。

ですが、これができるようになったら議論から「相手の意見と行動を変える」話し合いにステップアップできると思います!
私も意識的に練習していきたいなと思いました!

小手先テクニック

  1. 笑顔

笑顔で接してもらえると、なぜかこちらも楽しい気持ちになりませんか?
少なくともネガティブな感情を抱く人はかなり少ないかと思います。

笑顔にもいろいろな種類がありますが、アルカイックスマイルを常日頃から心がけておくといいのかなと思いました。
また、「ハロー効果」によると人間は第一印象をその後もずっと意識し続ける傾向にあるため、第一印象が決まる最初の2秒間だけでも笑顔を意識すると良いかと思います。

  1. 名前を呼ぶ

名前って呼ばれるとなんか嬉しいですよね!
名前ってその人に与えられた魔法の言葉なんですよ!

カクテルパーティー効果でも、どんなにガヤガヤしている場所でも自分の名前って聞き分けられることがわかっているんです。
それぐらい名前ってその人にとって特別なものなんです!

だから、名前は積極的に呼んでいきたいですね!

(自分へ)
あと、一つ注意点。
名前は間違えちゃダメよ〜

もし名前が聞き取れなかったら、聞き直そうね!
そしてメモしておくのだ!

終わりに

最後まで読んでいただけた方には本当に感謝!
ここまで読めた人は本当にすごいですよ笑

今回この記事を執筆するために参考にした「人を動かす」という歴史的名著をぜひ皆さんにも読んでいただきたいです!

それじゃっ!

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